ひとりごとブログ

男性不妊による不妊治療中です

検査の結果


7月に入り、大阪のクリニックへ旦那の検査結果を聞きに行きました。
結果、TESEに進めることがわかりました。
本当に良かった。
ホッとしました。

こっから先、手術をして精子が居る確率は高くはない、でも低くもない。その確率に全ての期待をかけることは怖いことですが、夫婦で信じてみようと思います。

そして、夫婦で私の実家にも帰っていたのですが、今回は旦那の無精子症のこと不妊治療のことは打ち明けませんでした。旦那の転職の事だけを報告しました。心配性な両親なので、2つを同時に打ち明ける事はどうしても出来ませんでした。自分の娘が今の旦那のとは自然妊娠出来ないと知ったら、母親はどう思うんでしょう。娘の旦那が無精子症だと知って、同じ男として父親はどう思うんでしょう。


最近、森三中の大島さんが出産する様子をテレビで放送する事が話題になりましたね。私は正直、非難する人の気持ちがわかります。そして、非難する人を非難する人が多くいた事に傷付きました。

妊娠や出産は命懸けです。それを『バラエティー』として放送する事は素直に疑問に思いました。もちろん、大島さん自身、芸人と言う仕事は命懸けなんでしょう。かく言う私も実際にテレビの内容を観ていないので、なんの非難も出来ませんが、Twitterなどの様子からすれば、素晴らしい内容だった様ですね。(実はテレビをつけたら偶然その番組だったんですが旦那に、これ見るの?と言われてチャンネルを変えられてしまいました笑)

大島さんが非難された理由は、大島さん自身が流産や不妊治療を経ての出産だったから、というのは大きいと思います。
大島さんを応援している人の中には、同じ様に不妊に悩んでる女性や夫婦が少なからず居たと思うんです。その辛い立場を大島さん本人も経験していながら、出産シーンをバラエティで放送することは、不妊治療中や子どもを授かれなかった側の人間からすれば、とても不謹慎と感じるのは自然だと思います。

ですが、配慮が足りないと非難することを逆に非難する人が本当に多かったように感じます。

知らない人が多すぎます。妊娠や出産を、ナーバスに捉えている人が多く居る事。そして不妊治療が孤独な戦いであることも。不妊治療者は実際は多く居るはずなのに、まだまだ果てしなくマイノリティーな存在なんでしょうね。


匿名でなんでも非難できる時代。それは芸能人の大島さんが一番よくわかっていたと思いますし、それを覚悟で放送に踏み切ったのだと思います。まあ、妊娠や出産で脳内お花畑の人も沢山いますが。



妊娠や出産の素晴らしさを伝えるテレビ番組はとても素晴らしいと思います。
しかし、
妊活のゴールが妊娠で、妊娠のゴールが健康な生の出産であるとは限らない、その事実や経験を伝えるテレビ番組ももっと必要だと思います。


Yahoo知恵袋(好きです)を見てたら、旦那の無精子症が発覚して夫婦2人で生きることを決めて数年後、旦那の浮気が発覚して、愛しているが離婚を考えている。という質問に対して、離婚の原因は貴方にある。とか、貴方の配慮が足りない、旦那さんが可哀想。とか回答してる人がいて、ほんっとにイラッとしました!!!なんちゅー世の中や!!!ネットは見すぎるもんじゃないですね・・・


文書が支離滅裂ですみません。
頭の中、支離滅裂なんです。

この間うっかりiPhoneアスファルトに落としてしまって、画面がバッキバキになったんですが、既に心がバッキバキだったんで、なーんにも傷付きませんでした。あ、割れたわ〜。ぐらい。


話は戻り、クリニックの帰り。
近くのお寿司屋さんで回るお寿司を食べて、本屋に寄って帰りました。本屋にいるとき、『こんなに穏やかな気持ちで本屋に居れるなんて、感謝しなきゃなぁ』と思いました。
もし、TESEに進めないと診断されていたら、平常心を保てていなかったかもしれない。お寿司も喉を通らなかったかもしれない。

最近思うんです。

普通は子どもなんてタダで出来るんだよなー。

と。
汚く酷い表現ですが。


TESEに進めることがわかり、実家に帰ってリフレッシュ出来たので、今は少し前向きです。

いや、本当は前しか向いてられないですよね。
でも、時々足踏みもさせて下さい。
もっと言うなら時々後ろを振り返るかも。
最終的に前を向けていたら。いいのかな。


TESEの結果、精子がいてもいなくても、TESEに踏み切れたこと自体、夫婦としてとても価値のある経験だったと、思えるよう。


がんばろう。